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「身につける金属製品の安全確保を求める会」設立
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1. 設立の趣旨
私たちの身の回りには、多種多様な金属製の装飾品や日用品が存在しています。それらは強度と美しさを兼ね備え、生活に彩を添えるとともに、実用面でも重要な役割を果たしており、必要不可欠なものになっています。
しかし、製品に含まれる金属成分が皮膚に触れることで、「かぶれ」やアレルギーを引き起こし、健康に悪影響を及ぼす事例が多数報告されています。国内でも相当数の人々が金属アレルギーに罹患していると推測され、なかでも成人女性の罹患率が高いことが明らかになっています。
金属アレルギーは金属が溶出しない製品を適切に使用することで、防ぐことが可能になる疾患です。消費者が安全な金属製品を選び、使用できるようにするためには、金属溶出量の法的規制や表示ルールの整備が急務であり、事業者や行政と協力しながら、消費者が安心して利用できる環境を整える必要があります。
2. 目的
「身につける金属製品の安全確保を求める会」は、金属製の装飾品や日用品における金属溶出量の法的規制や表示ルールの整備等を、行政および事業者に求める活動を通じて、金属製品の安全確保を目的とします。
3. 設立の背景
金属アレルギーの症状が進行すると、歯科治療で使用される金属や食べ物に含まれる微量の金属にも体が反応し、日常生活に多大な支障をきたすことがあります。徳島大学病院歯科用金属アレルギー外来の調査では、装飾品の不適切な使用が金属アレルギーのリスク要因の一つであることが明らかになっています。現在、金属製品に関する安全基準や規制は十分に整備されておらず、消費者は自身の健康リスクに対して十分な防御手段を持っていません。近年は、事業者独自の基準に基づく金属アレルギー対応製品が市場に流通していることで、消費者に混乱も生じています。このような状況を踏まえ、私たちは消費者の「安全確保」「選ぶ」「知る」という基本的な権利を実現する社会を目指し、本会を設立するに至りました。
4. 活動方針
本会は、目的達成のために次の活動を行います:
1. 金属製品の安全基準策定および強化に向けた提言活動 行政機関や事業者に対し、金属製品の安全基準策定および強化に向けた提言を行います。
2. 金属製品の安全性に関する情報提供および啓発活動 消費者に向けて、金属製品の安全性に関する情報を提供し、正しい選び方や使用方法を啓発します。
3. 金属製品の安全検査および認証制度に関する調査・研究 金属製品の安全検査および認証制度の確立に向けた調査・研究を行い、消費者が信頼できる基準を提供します。
4. 金属製品に関する消費者の意見や苦情の収集およびそれに基づく改善提案 消費者からの意見や苦情を集め、それに基づき、行政機関や関係団体に具体的な改善提案を行います。
5. 安全な金属製品の普及を促進するための講演会およびセミナーの開催 消費者や業界関係者を対象に、安全な金属製品の普及を促進するための講演会やセミナーを開催します。
6. その他、目的達成に必要な活動 本会の目的達成に必要なその他の活動も積極的に展開します。
「身につける金属製品の安全確保を求める会」は、すべての消費者が安全に金属製品を使用できる社会を目指し、活動を開始します。私たちは、行政や事業者、消費者と協力しながら、安全基準の整備と普及に向けて全力で取り組んでまいります。
5. 発起人
当会の設立時の発起人は次のとおりです。
徳島大学大学院医歯薬学研究部講師 細木真紀
徳島大学名誉教授 坂東永一
徳島大学名誉教授 市川哲雄
徳島大学大学院医歯薬学研究部教授 久保宜明
徳島大学大学院医歯薬学研究部教授 松香芳三
徳島大学病院歯科診療支援歯科医師 田島登誉子
徳島大学病院歯科診療支援歯科医師 宮城麻友
徳島大学大学院医歯薬学研究部助教 小池一幸
徳島大学大学院医歯薬学研究部准教授 大島正充
徳島大学病院歯科講師 鈴木善貴
徳島大学大学院医歯薬学研究部助教 井上美穂
徳島大学大学院医歯薬学研究部助教 生田目大介
2025年12月5日
身につける金属製品の安全確保を求める会
設立代表者 細木真紀